この記事は「リゾネットに勧誘された話【意識高い系編】〜1」の続きです。
まだ読まれていない方は、先に「リゾネットに勧誘された話【意識高い系編】〜1」を読んでみてください!
理解させられないカモネギ、理解する気がないA
もうリゾネットはどうでも良くなったのか、Aは仕事を進める上での価値観について話し出しました。
今までの話し方が嘘であるかのように、急にヒートアップして暴走し始めます。
※以下、実際の会話のキャッチボールはごちゃごちゃしているので、要旨を簡潔にまとめています。
A「僕はそうは思わない!仕事は自分では極力やらずに、色々な人の力を借りてやるべきだ。自分で何でもやるというのは間違っている!」
鴨(私は「何でも自分でやる」とは言っていないのに。ただ、伝え方が悪かったかも。)
鴨「ごめんね、伝え方が悪かった。最終的には、自分一人で全部の仕事をやろうとするのではなくて、色々な人の協力を得て仕事を進めていく方がいいと思っているよ」
A「仕事は自分では極力やらずに、色々な人の力を借りてやるべきだ。色々な人の力を借りることで〜」
鴨「あぁごめんね!」
鴨(Aは、私が「一人で全ての仕事をやる」ことにこだわっている、と思っているのかな?もう少し詳しく説明したほうが良いか。。。)
A:鼻息が荒い
鴨「人に仕事を任せるにしても、任せる内容について私が全く知らないと、返ってきた結果が誤っていたり不正を働かれていたりする場合に、違和感を覚えることもできない。それでは最終的な自分の成果物に影響が出る可能性がある。それを防ぐために、まずは自分で作業をしてみたり、勉強した上で仕事を任せることが大事だと思っている。
最終的には周りの人の協力を得て仕事をするけれども、時と場合によっては自分で一度は体験したほうが良いこともあるって考えている。」
A「仕事は色々な人の力を借りてやるべきです!そうすることで〜」
Aのこちらの話を理解しようとしない姿勢と、同じような蘊蓄と説教を延々と話されたことにイライラがたまり、ついに私もきつい言葉を返してしまった。
鴨「ねぇ、人の話聞いてる?」
そしたら、Aは黙ってしまった。
1分ほど経ったであろうか、Aがぼそっと一言呟いた。
A「なにかカモネギにアドバイスできることはないかな?」
沈黙とプリン
A「なにかカモネギにアドバイスできることはないかな?」
鴨(アドバイスなんか望んでねーよ。こういうのを日本語では「余計なお世話」と言います。)
鴨「デザートのおかわりに行ってくる。」
鴨(これでやっとプリンが食べられ。。。あ、売り切れてる!!)
Aの能書きを聞いている間に、最後の楽しみにとっていたプリンが売り切れていたのである。
Aの話の端々から、自分は人より努力していて優れているという優越感がにじみ出ていた。
リゾネットに限った話ではありませんが、ネットワークビジネスをやっている方の中には、自分は人より努力していて優れているという優越感を持っている「意識高い系」が一定数います。
個人的な感覚としては、5割くらいでしょうか(残りの5割は意識が低い人、ごく稀に真っ当に意識が高い人)。
そのような勧誘者の中には、自分は人を指導しアドバイスをする立場である、と勘違いしている人が一定数います。Aはその代表例です。
勧誘に遭ったことがある方であれば、やけに上から目線だなと感じたことがあると思いますが、それです。
精神構造としては、会社の先輩が「若い奴らはダメだ!俺が若い頃は〜」と説教を垂れるのと同じだと感じます。
- ・自分はこれだけ頑張っているんだから、(私が努力しているか否かは把握もせずに)お前らも頑張れよ。
- ・自分の価値観が優れていると思っており、他人の価値観を否定する。
- ・むしろ、他人の価値観を否定して自分の価値観を教えることが、他人への貢献だと思っている。
というやつです。
Aからはその後、年に1、2回くらいのペースで怪しいビジネスや商材の話が来ます。
しかし、まともな話は一つもありません。例えば、タピオカブームが終わりかけているときに「タピオカを大量に安く買い付けませんか?」とか、「人材紹介のビジネスを始めたいから〇〇のスキルを持っている人を紹介して」とか、突然「何かビジネスやりましょう」とか。
面倒なので連絡先を消そうかなとも思いましたが、胡散臭すぎて逆に面白いので、現在でも連絡は取れる状態です。Aは相変わらず上から目線です。
教訓
この体験の教訓は、自分の人生を奪う人との関係は切っても構わない、ということです。
意識高い系の人に面倒くさい話をされた場合、自分に利害のない人だったら「じゃあ今日はこの辺で」と言って切り上げて帰って良いと思います。
理由は、こちらに得られるものがないばかりか、時間と体力を一方的に奪われるためです。
1.得られるものがない
意識高い系の話す内容はスカスカです。全く心に響きません。
ここからはあくまで私の想像ですが、セミナーで講師が話した内容の受け売りである上に、実践自体はしていないので音だけが空間に虚しく響き渡っているのだと考えています。
2.時間と体力を奪われる
そのくせに、こちらを説得させようと必死に話し続けるので時間の無駄だし、疲れます。
彼らは、基本的にこちらの話を聞くつもりはありません。
これを、言葉のデッドボールと言います。
勧誘者の自慰行為のために、こちらの時間と労力を使う必要はありません。
時間も労力も有限ですので、大切に使いましょう!
プチ解説
私が所属していたネットワークビジネスのチームでは、大師匠ポジションの方から「会社員以外に事業を立ち上げている君たちは、一般の人に比べて一歩先に進んでいる。勧誘するときにも、一歩先に行っている自分の姿を見せることが大切。自分の言葉に自信を持とう!」と教えもらいました。
私が所属していた小チームの師匠ポジションの方も、同じ考えでした。
しかし、小チーム内のサブリーダー的な方や、近いチームの方の中には、「このビジネスをやらない人はみんな馬鹿だ。」とか、「こちらの話を理解できない奴はセンスがないから相手にするな。」という考えの人も散見されました。
個人的には、これらの考えは曲解だと思っていますが。。。
ネットワークビジネスは仕組みづくりの仕事だという人も多いですが、その仕組みのベースになる「人」を育てることの難しさを痛感しました。