アムウェイに勧誘された話【飲食代肩代わり編】〜2

ネットワークビジネス

この記事は「アムウェイに勧誘された話【飲食代肩代わり編】〜1」の続きです。
まだ読まれていない方は、先に「アムウェイに勧誘された話【飲食代肩代わり編】〜1」を読んでみてください!

未来の話は勧誘のトリガーになりやすい

北海道に帰りたいという未来の話から、じゃあお互いにプランはあるのかという話題になりました。

鴨「私は、東京で70歳くらいまで働いたら、北海道で農業に挑戦してみたい。実は、もう場所の目星も付けていて、将来的には離農した方の土地を利用して多種類の野菜を育ててみたい。」

A「そうなんですね。そのために、何かやっていることはありますか?」

鴨「実は、大型特殊自動車免許だけは取得済みです!いつでもトラクターを運転できますね笑」

A「行動的ですね笑」

鴨「そうですね。ちなみに、Aさんは何か準備していることはありますか?」

この質問をきっかけに、Aさんの勧誘が始まってしまいました。

私から勧誘の種を蒔いてしまうだなんて、まだまだですね笑

A「実は、経営の勉強をしているんです。」

鴨「経営ですか?」

A「尊敬するすごい人がいて、その人から経営を教えてもらっています。」

鴨「そんなすごい人に教えてもらっているんですね。」

A「そうなんです!いつもすごくお世話になっているんですよ。」

鴨(尊敬する人、すごい人、お世話になっている人、経営などなど、ネットワークビジネスの勧誘文言ハッピーセット!)

この時のAの目の輝きと饒舌さを、一生忘れることはないでしょう。

A「その人は女性なんですが、色々な事業を手掛けているんです。しかも、まだ20代後半なのに結構稼いでいるんですよ!」

鴨(wktk)

鴨「どのくらい稼いでいるんですか?」

A「月に100万円くらいだったと思います。」

鴨「それは売上ですか?それとも利益ですか?」

A「そこまでは聞いていません。」

鴨(経営の勉強をしているのに、売上か利益かも気にしないのか。きっと、このAさんもカモにされているのかな。。。)

鴨「そうですか。ちなみに、その尊敬されている方は、何の事業を立ち上げているんですか?」

A「分かりません笑。色々。」

鴨(尊敬していてお世話になっている方なのに、具体的な事業の中身を知らないとか草生えるw)

鴨「その人が最初に立ち上げた事業はなんですか?」

A「何だったかな??」

鴨(きっと人に言えないビジネスなんだろうな。そして、Aさんの誤魔化すためにとぼけている演技にも草生えるw)

鴨「Aさんってネットワークビジネスやってますか?」

A「はい。」

鴨「その尊敬する人もネットワークビジネスやってますか?」

A「はい。」

鴨「そうなんですね。実は、私の実家ではアムウェイの電磁調理器を使ってるんですよ。どこの会社ですか?」

A「アムウェイです。」

この時のAの死んだ魚のような目を、一生忘れることはないでしょう。

鴨「私はアムウェイやる気はないですね。じゃあ、これを食べたら帰りましょうか。」

A「はい。」

そして、勧誘失敗後恒例のお通夜タイムです。

自分から勧誘しておいて、断られたら押し黙るのは本当にやめてほしいですね。
せっかくのご飯が不味くなる。

実は最初から奢られる気満々で来ていた

食事も食べ終わり、いよいよお会計。

店員さんから伝票を渡されました。

A「え、こんなにするんですか?」

鴨(メニューに各料理の値段が書いてるのに、今更何を言っているんだろう。)

鴨「オイスターバーですからね。そこそこお値段はしますよ。」

A「今日はこんなつもりじゃなかったのに。。。」

鴨(結局は勧誘するのが目的だったもんね。とはいえ、私の方が年上だからお金多めに出すけどさ。)

A「実は、千円しか持ってきていないんです。」

鴨(こいつは馬鹿なの?店に入る前に、ちょっと高いけれどもこのお店で良いか確認したよね?その金銭感覚で経営とかほざくなよ。)

そうです。Aさんは千円しか財布に入っていないくせに、勧誘目的で会った人と会い、良い店で食べるだけ食べて相手に払わせるとんでも野郎だったのです。

鴨「じゃあ千円でいいよ。」

A「ありがとうございます。」

そのまま無言で駅まで行き、解散。

2度と連絡を取ることはありませんでした。

教訓

知り合って間もない方に食事やお茶に誘われた場合、行くお店には慎重に選びましょう。

ネットワークビジネスをやっている人、特に末端の会員はお金を持っていないことが多いので、私のようにたかられることがあります。

ここからは私の個人的な考えですが、今回もし私がアムウェイをやってみたいと言ったら、Aさんがカードで払って、私が食事代の半分をAさんに現金で払う、という方法にしたのではと邪推しています。

この方法だと、アムウェイをやりたいと言った人には恩を売れるし、アムウェイをやらない人とはどうせ縁が切れるから金をかけずに済むからです。

なので、もしみなさんがこのような場面にあった場合は、「カードとか持ってないの?半額は私があなたに現金で渡すよ。」と言ってみるのも効果的かもしれません

プチ解説

ネットワークビジネスに取り組んでいる人の金銭感覚について、別の視点から考えてみます。

ネットワークビジネスでは、自分の友人を師匠以外のメンバーに紹介することがあります。

その目的としては、

・友人と同じ境遇で頑張っている人を紹介することで、友人に「私もできるかも」と思ってもらう。
・既に稼いでいるメンバーを紹介することで、対抗心を燃やさせる。
・実際に取り組んでいる人を紹介することで、チーム内に知り合いを作り、馴染みやすくする。

など、多くの目的があります。

紹介するときにはカフェやファミレスなどを利用するのですが、紹介する時のメンバーの飲食代は私持ちです(その場では個別会計をして、友人がいないところで私がメンバーに飲食代を支払います)。

ある時、私の友人(以下、Dさん)が個別にメンバー(以下、Cさん)に連絡を取り、私が知らないところで2人で食事に行っていたことがありました。

何も知らなかった私は、Cさんから突然「実は、カモネギさんのお友達のDさんに相談に乗ってほしいと言われてランチに行きました。食事代を払ってもらっても大丈夫ですか?」と言われて、1300円ほど請求されたことがありました笑

師匠やメンバー内では「Dさんは私達のチームではネットワークビジネスをやらない」という認識で合意を得ていたため、私としてはCさんとDさんがネットワークビジネスとは関係なくランチに行った金額を請求されたと感じ、非常に驚きました。

そして、私が所属していたチームでは、自分の友人と会うときに1000円以上使うことはあまり無かったので、この金額には2度驚きました。

人の金で食うランチはさぞかし美味しいんだろうな、なんて考えたある冬の日でした。

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