私がとある事業家集団に所属していた時のお話です。
物語感覚で読んでいただければと思います!
会社の同僚に対して勧誘する
事業家集団にてNewaysを始めて最初の月に、親友に伝えて玉砕したことは以前に記事にしました。
詳しくは「事業家集団での活動〜初月初告知初動員その1」を読んでいただければと思います。
その親友とほぼ同時並行で、会社の同僚に対しても勧誘活動を行なっていました。
私は会社の仕事も可能な限り円滑に進めたいと考えていたので、どこぞの大師匠みたいに手当たり次第声をかけていたわけではなく、現場に非常に不満を持っている人や、起業願望が強い同僚にターゲットを絞って声をかけていました。
師匠によっては、会社なんてどうせ辞めるのだから気にするなという人と、会社員としての収入が入らなくなってそもそもの生活自体が行き詰まるのを良しとしない人に、別れていました。
私の師匠は後者だったので、私が会社内で声をかけることに対してはそこまで積極的ではありませんでした。
10人くらい声をかけた中で、私の話に強く興味を持ったのが、同僚のAさんです。
Aさんは、一緒に仕事をしたことはないが仲良くしてもらっており、自分の能力を高めることに強い関心がありました。
Aさんと食事をした時に、
- 会社員をやりながら起業をすることで、会社員では得られない知識やスキルが身につく
- 私自身も週末や業後の時間で事業を立ち上げている
- 一人で立ち上げているわけではなく、師匠にサポートしてもらっている
- 師匠は能力が高いので、会ってみるとAさんにとっても良い刺激になると思う
というような話をしたと思います笑
Aさんは「カモネギがそこまで言うなら会ってみたい」と言う反応でした。
他に声をかけた人で反応が良い人もいましたが、Aさんが一番反応が良かったことと、1人からは「それって何かまずいビジネスなんじゃないの?」と言われてしまったため、勧誘対象はAさんにしぼりました。
Aさんへの勧誘で考えたこと
Aさんに対して勧誘活動をする中で、考えたことが2つあります。
会社内での自分への風評
これは、何かしらの勧誘活動をしたことがある人であれば、誰しもが考えたことがあると思います。
会社なりサークルなりで勧誘をすると、そのコミュニティーの中で悪評が立ち、そこにいられなくなるのではないか、と言うことです。
この観点に対しては、事業家集団では「起業をして成功したら、ビジネスでもプライベートでも付き合う人が変わる。だから過去は気にするな。過去は生ゴミ!」などと教えてもらいます。
その他にも、この観点に対する潰し文句はたくさんありますが、それは別の機会に。
個人的には、自分の成長に合わせて付き合う人が変わるのは良くあることなので、字面で見たこの内容についてはその通りだと思います。
しかし、「過去に付き合っている人を蔑ろにしても構わない」というように捉えている人も一定数見受けられ、私はそのような考え方には反対です。
そもそも、「人を大切にする」と言うことを謳っている組織において、どこか矛盾するなと感じていました。
Aさんにとってベストな提案なのか
Aさんは、「自分の能力を高めたい、そのために起業が最善の手段であれば挑戦したい」という考えでした。
しかし、勧誘する中で私は気がついていました。
Aさんは起業に向いていないだとうということに。
事業家集団のセミナーでは「ビジネスに向き・不向きはない。向き・不向きは今まで積み重ねの結果なのだから。」と教えられます。
一理はあると思いますが、かなり安定指向なAさんにとって、起業というのは心理的なハードルがかなり高いようでした。
自分でAさんに話しながら、理屈で言いくるめることはできるけれども、起業がAさんにとってベストな提案なのかと言うことに対しては疑問を持ったままでした。
しかし、何としても結果を出したかった私は、その思いを押し殺してAさんに事前告知をすることにしました。
周囲の反応
私が2ヶ月連続で事前告知と事業説明会への動員を決めた時、周りの反応は「カモネギって本当にすごいね!」というものでした。
個人的には、この反応に呆れていました。
自分で本気で事業に取り組んでいるのだから、毎月動員するのが当たり前でしょ?
この時点ではそう思っていました。
しかし、私が活動を続けていくに連れて、徐々に動員ができなくなっていきました。
その話は後ほど。
事前告知・事業説明会後
とても安定志向なAさんに対して、論理武装をした私はAさんから「起業をしたい」という自己決断を半ば強引に引き出すことに成功しました。
Aさんの疑問には「理屈では」全て回答をしたつもりです。
その結果、事前告知も円滑に終わり、事業説明会も特に問題もなく終わりました、
Aさんとしては、ネットワークビジネスの仕組みなどが理解できて、一定の満足感得られていたみたいです。
その流れに乗って、Newaysの登録と製品発注まで何とか持っていこうと思っていたところに、Aさんからたくさんの質問を受けました。
A「Newaysの製品の価格帯から考えると、日本人でこの製品を購入することができる世帯は〇〇世帯くらいで、現在のチーム人数から考えると、今から参入しても稼げるようになる可能性は低いのでは?」
A「このビジネスって、自分が稼ぐためには新たにビジネスを始める人に、スタート時に20万円以上の出費を求めるわけだよね?それだけの出費をさせると言うことは、その人を不幸にすることになり得るのでは?」
A「ある程度の人がNewaysの製品を使うようになった場合、私は稼げるようになるかもしれない彼ども、最後の方にスタートした人はなかなか稼げるようにならないのでは?」
などなど。
その場ではAさんに理屈で回答をしましたが、その一方で「私は自分さえ稼げるようになれば良いと考えており、自分が勧誘した人に対してはあまり責任を持っていなかった」とことに気付かされました。
ただしAさんは「とは言っても、カモネギが良いと思っているならばやってみても良いかもと考えている」とも話していました。
Aさんとのその後
上の質問を受けたことを師匠に話すと、師匠からAさんのNewaysへの登録と発注を止められました。
理由は
- 基本的にすぐに行動に移さずに、理屈を捏ね回すタイプに感じる
- 今後何かあるたびにたくさんの質問をしてくるだろうから、対応するカモネギが大変である
- 答えを自分で考えずに与えられることを前提としているように感じる
- 問題が発生すると「訴える」とか言いそうなタイプで、正直面倒くさい
という内容でした。
ただし、それでもAさんの登録と発注を進めるかは、カモネギに任せる、とのことでした。
Aさんと師匠の板挟みになってしまいましたが、Aさんの質問攻めにやや疲れていた私は、Aさんの登録と発注を止めました。
最終的な理由は「他にも勧誘をしている人が数人いたので、Aさんに時間を取られすぎて他の活動に時間が当てられなくなるのが嫌だった」という自分本位なものです。
今では、失礼なことをしたと思っています。
Aさんには「Aさんは疑問点も多いだろうから、すぐに登録や発注をするのではなく、Aさんが心かな納得できた時に登録や発注をした方が良いのではと考えています。なので、Aさんの中で納得して登録したいと思えた時に、また連絡をもらえたらと思っています。」と伝えました。
その後、Aさんから「飲みにいこうぜ!」という連絡は来ましたが、「Newaysに登録をしたい」という連絡が来ることはありませんでした。
でも、これでよかったと思っています。
もし、Aさんの登録と発注を進めていたら、元会社の人間との関係は完全に切れていた可能性もあるからです。
今でもたまにAさんとは連絡を取ります。
Aさんも会社内で「カモネギがマルチにはまっている」などという噂を流すこともなかったので、その点にも非常に感謝しています。
2回目の事前告知と事業説明会の動員も非常に大変でしたが、これはこれで貴重な機会になったと前向きに捉えていました。
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