ベネシードに勧誘された話【セミナー後に軟禁編】〜４

この記事は「ベネシードに勧誘された話【セミナー後に軟禁編】〜３」の続きです。
まだ読まれていない方は、先に「ベネシードに勧誘された話【セミナー後に軟禁編】〜３」を読んでみてください！

勧誘されたのはベネシードという会社です。

休憩中に税理士の方に直接質問をする。

税理士に質問しようとして席を立った時に、Aさんもなぜか一緒についてきました笑

私が過去に取り組んでいたネットワークビジネスでも、同じことをしていました。

その目的は、カモ候補が変な質問や行動をしないように監視したり、カモ候補が勧誘にハマりやすくなるような回答が得られる質問をするように誘導するためです。

鴨「ご講演ありがとうございました。1点質問しても良いですか？」

税「はい、良いですよ。」

鴨「職務上話せる範囲で良いので、税務調査の対象を選定する基準を教えて欲しいです。」

税「それよりも、税務調査に入られても問題ないように、日頃から準備しておくことが大事です。経費を費目ごとに正しく計上して云々…、過去の資料も保管して云々…」

鴨（聞きたいのはそういうことではない。というか、その程度のことは既にやっている。）

税理士の話が長くなりそうだったので、カットインしました笑

鴨「経費は毎月費目ごとに正しく計上して、開業してからの分も保管しています。税務調査に入られると、その対応に時間を割かなければいけないことが嫌なんです。」

税「確かに、本業以外で時間がとられるのは嫌ですよね。」

ここで休憩時間が終了です。

ちなみに、私が質問をしている間、Aさんは完全に横に立っているだけでした。

5分間の休憩では仕方がない。セミナーが終わった後に続きを聞きに行こう！

そして、セミナーの後半が始まります。

後半のスピーカーは、セミナーの主催者であるCさんです。

セミナー後半の内容は、簡単にまとめると以下の内容です。

Cさんの生い立ち前半（苦労話とベネシードに出会うまで）
Cさんの生い立ち後半（ベネシードを通じて知り合った人のおかげで仕事、ひいては人生が好転した）
その時に人的ネットワークが大事だと学んだ。
ベネシードの理念と今後のビジョンは素晴らしい。
セミナー参加者にとってもベネシードに参加することはメリットがある。
メリットの具体例（毎月１万５千円を支払うと、ベネシードのシステムが利用できて、仲間内で仕事の受発注や、製品・サービスの購入が相互でできたり、広告も出すことができたり、自分の事業にプラスになることばかり。その上、節税もできる。）
具体的に、本日のセミナーに参加している〇〇さんは、ベネシード上で広告を出してそこから仕事を受注している。
是非、参加者の皆さんにもベネシードを活用して欲しいと思います。

Cさんの話は以上のような感じです。

これも勧誘の王道パターンで「不遇だった私は、このビジネスや商品で救われた。なのでこのビジネスや商品をお勧めします。」系の話です。

ベネシードの仕組みについては6以上の話はなかったので、この時点ではネットワークビジネスであるかは判断ができませんでしたし、詳しい事業内容や仕組みについてもよくわかりませんでした。

Aさんからもらったパンフレットやウェブサイトを見ると、環境に配慮した製品なども開発や発売しているようでしたが、その点についてもあまり説明がありませんでした。

また、3の話をしている時に、Cさんは「ネットワークとは人とのネットワークのことで、ネットワークビジネスのことではない。」という補足を入れていました。

これは、セミナー前にAさんに「ネットワークビジネスですか？」と聞いたことを受けて、AさんがCさんに報告し。Cさんが補足したと思われます。

セミナーではよくあるのですが、あらかじめ参加者がネガティブに思っていることを聞き出しておいて、そのネガティブを打ち消す内容をスピーカーが話すことがあります。

税理士とCさんの話を聞いた私の正直な感想は「私にとってはベネシードにメリットを感じないし興味もない」です。

理由は以下の通りです。

一応ベネシードの名誉のために補足をすると、以下の条件が揃っている人にとってはメリットがあるかもしれません。

この時は、「セミナーが終わった後はAさんに『どうだった？』と聞かれるだろうから、ベネシードを断るのが面倒くさいな。今夜はデートがあるから、さっさと帰ろう。」と考えていました。

しかし、現実はそんなに甘いものではありませんでした。

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