事業家集団に入るまでの話〜6

事業家集団

この記事は「事業家集団に入るまでの話〜5」の続きです。
まだ読まれていない方は、先に「事業家集団に入るまでの話〜5」を読んでみてください!

私がとある事業家集団に所属していた時のお話です。
物語感覚で読んでいただければと思います!

キャッシュフローゲーム2回目〜起業が決定するまで

Bさんとの食事や、事業家集団のメンバーが主催する飲み会に続いて、いよいよ2回目のキャッシュフローゲームです。

今回は、前回の反省点である「リスクを全く取らず、周囲にも聞かなかったこと」を踏まえ、ゲームに臨みました。

前回のゲーム回では全くできなかった借金(リスクを取る)に初めて挑戦し、わからないことは何度もゲームをやっている人にコツや判断基準などを聞きながら、ゲームを進めました。

結果としてラットレースは抜けられませんでしたが、前回よりも多くの資産を持つことができ、確実に成長していることが実感できました。

私のファイナンスインテリジェンスも、少しは向上した様です。

今回のゲーム回にもCさんが来ていたので、ゲーム後にCさんに話に行きました。

鴨「こんにちは!」

C「今日のゲームはどうだった?」

鴨「今回も抜けられませんでしたが、前回の反省を踏まえて借金をするなどリスクととった結果、前回よりも資産を作ることができました!次は抜けられそうです。」

C「それはよかった!事業立ち上げに向けて、今はどんな気持ち?」

鴨「早く具体的な内容を知りたくてうずうずしています。友達や職場の先輩にも、起業や経営について教えてもらえることになりそうだと自慢しています笑」

そういうと、Cさんの顔が一瞬曇りました。

C「前向きなことはとても素晴らしいんだけれども、周りにはあまり言わない方が良いかもしれない。なぜかというと、世間一般的には起業をする人は少数派で、起業=リスクが高い、というイメージを持っている人が多い。そうすると、周りから『倒産したらどうするんだ』とか『きっと失敗するよ』とかネガティブな言葉を投げかけてくる人も一定数いる。」

鴨「む、、、確かに。会社の先輩の中には、起業の危険さを語ってきた人もいましたね。。。」

C「カモネギさんがいくら前向きでも、ネガティブな言葉を聞き続けると気分が下がってしまうこともあるので、前向きな気持ちを持ち続けるためにも周囲には公にしすぎない方が良いと思うよ。」

鴨「そうですね、今後は気をつけます!」

私は起業できそうだという状態に完全に浮かれていました。

Cさんのいうことにも説得力があるなと思い、これからは起業するということを周りには言わない様になりました。

C「もう気持ちは固まっているの?」

鴨「はい、起業する気満々です!」

C「だったら実際に事業の内容を簡単に説明する場をセッティングしようか。」

鴨「ぜひお願いします。ただし、今入っている会社のプロジェクトの関係で、本腰を入れられるのは○月○日以降になります。それ以降は、プライベートの時間を起業に当てて、会社でもなるべく仕事を受けすぎないように調整する予定です。」

C「じゃあ、まずは今の会社のプロジェクトで悔いがないように全力を尽くして、その後に事業を立ち上げていきましょう!」

鴨「お願いします!」

こうして、私カモネギは起業することが決まりました(≧∀≦)!

キャッシュフローゲーム2回目〜起業に向けて

C「そういえば、カモネギさんって『気付きメール』ってやってたっけ?」

鴨「『気づきメール』って何ですか?」

C「1日に1通、その日に学んだことや得られた気づきをメールにして送るんだ。気づきメールを書くことで、日々の生活にアンテナが張り巡らされて自分の事業や成長に必要な情報をキャッチしやすくなるし、メールにして送ることで相手に伝わりやすい文章を書く練習にもなる。私もやっていたけれども、効果があったからお勧めだよ!」

鴨「そうなんですね!やります!」

C「Bさん、あとでやり方とかを教えてあげて。」

B「了解です!」

鴨「今夜から送ります!」

と、その流れで気づきメールを開始することになりました。

Cさんに起業方法を教えてもらえる状態に少し近づいた気がして嬉しかったのと同時に、これも起業の準備の一貫なんだと思うと少し冷静になっている自分がいました。

C「事業の説明まで少し時間が開くけれども、また近いうちにお茶でもして、今後の方針とかスケジュールを決めていきましょう!何か困ったことがあったら私でも良いし、Bさんもその辺は詳しいのでBさんに聞いてもらっても大丈夫です。一緒にがんばろう!」

鴨「はい、お願いします!」

そう言って、私はCさんと固く握手を交わしました。

社会人になりたての時は40歳で起業することを目標にしていましたが、予定よりも10年以上も早く起業できることに感激しました。

これから経営者になるのだから、人一倍言動にも気をつけなければ、と気を引き締め直しました。

キャッシュフローゲーム2回目のその後

2回目のキャッシュフローゲームから次回のCさんとのお茶までは、私の仕事はかなり忙しかったです。

その中でも、気づきメールは欠かさず送り、BさんやCさんとも電話したりと、連絡は取り合っていました。

Bさんとは仕事帰りに何度か食事に行きました。

Bさんとの食事は、事業の内容を聞くと言うよりも、どちらかと言うと親交を深めることがメインでした。

お互いの学生時代の話、趣味の話、恋愛の話。。。そういう他愛のない話をしていました。

私は今焦って事業について聞かなくても大丈夫だと思っていましたし、あくまで予想ですがBさんは親交を深めることで勧誘後に断られにくくしたいと思っていたのだろうと考えています。

Bさんは話し上手な上に、私の話もよく聞いてくれて、一緒に食事に行ってとても楽しかったです!

事業家集団のメンバーの懐事情も知らず、一度カモネギセレクトで、2人で1万5千円以上という非常に高価なお店に入ってしまったことは、今でも笑い話です。

あの時のBさんの表情(本当に目玉が飛び出ていた)を、私は忘れることはないでしょう笑。

そして、Cさんと2回目のお茶の日を迎えます。

先に起業しているBさんも同席してくれるとのことで、事業にいついてはるか先に行っているCさんと、ちょっと先を行っているBさんの両方の見解を聞けるので、有益なお茶の時間になりそうな予感がしていました。

※次章へ続きます。
事業家集団に入るまでの話〜7

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