久々に香ばしいものに勧誘されているので、色々と調べつつブログを書きます。
現在進行形で勧誘されているので、なるべくリアルタイムで更新できればと思います!
前回までのあらすじ
友人のAさんから「新しいビジネス」として、グローバリティクス・テック・リサーチ(以下、GTR)を紹介されました。
現状ではGTRに関する説明を十分に受ける機会がないため、ウェブサイトを元にしてGTRについて独自に調査を開始しました。
- http://gtr.world(GTR商品説明サイト)
- https://gtr.tech/jp/(GTR本社公式サイト)
前回の調査で、GTRという会社が実在することは確認できました。
今回は、会社についてさらに詳しく調べてみようと思います。
※登場人物のプライバシー保護のため、一部表現をボカしています。
※著作権に配慮して、ウェブサイトの画面キャプチャは記事にあまり載せないつもりです(が、気が変わるかもしれません💦)。
※記事執筆後にウェブサイトが更新される可能性があります。
会社に関する追加調査
GTRについて、イギリス政府が公開しているデータを元にして、色々と調べてみようと思います。
会社の形態
会社の形態はPrivate Limited Company(非公開有限会社)です。
非公開なのでGTRという会社自体の株式を市場で自由に売買することができません(というか、株式会社ではないので株式は存在しません)。
そのため、出資者(後述しますが、GTRの場合はイコール経営者です)からすれば、外部から会社を乗っ取られる心配がありません。
また、有限会社なので会社が負った負債に対する責任は出資者の出資金額が上限です。
つまり、出資者の出資金額が100万円で会社が1億円の負債を抱えて倒産した場合、出資者が返済や補償をするのは100万円で良い、ということです。
※細かい説明は、こちらも参照していただければと思います。
非公開有限会社という形態自体は全く問題がないと考えています。
ただし、GTRの場合は「出資者 = 経営者」のようですので、出資者・経営者からすれば安心できる形態ですが、GTRに資産を託す側からすると経営者が信頼できる人物かどうかを慎重に判断する必要があると考えます。
設立日
Company Overview(会社概要)の画像では、GTRの設立日は2020年12月09日になっています。
そう言えば、Aさんが次のような話をしていたことを思い出しました。
- 昨年、所属している投資チームでジェンコを勧められたので、そこにお金を預けた。
- しかし、ジェンコは2020年の年末辺りに出金ができなくなった。
- ジェンコに預けた資産は、減額(確か3〜4割くらいだったと思う)されて現金で受け取るか、減額されずにGTRに移管するかを選択できると説明された。
- そこで、ジェンコに預けた資産をGTRに移管することにした。
GTRのグーグル検索結果に「ジェンコ」が出てきたことと合わせて考えると、非常にきな臭いと感じますね。何がとは言いませんが。
業務内容
SIC Code(標準産業分類コード)は、「その他の事業支援サービス活動」となっています。
しかし、イギリスのSIC Codeを見てみると、金融関係(financial)やIT関係(information technology)、投資(investment)のコードが複数見られます。
AIを利用して金融商品のトレードや投資をしているのに、「その他の事業支援サービス活動」としている理由は何なのでしょうか?
既存の枠組みに囚われないビジネス、ということでしょうか。
経営者
GTRの経営者は「Tom Morrison」という人物ですね。
そしてこの方は、Persons with Significant Controlを見ても分かる通り、GTRへの出資の75%以上をしており、GTRに関するあらゆることに対して非常に強い権限を持っている方です。
出資した割合が100%かは分かりませんが、GTRでは実質的に「経営者 ≒ 出資者」という構図が成り立ちます。
つまり、経営者である「Tom Morrison」さんがGTRについて決定した事項は、全員が無条件で受け入れなければいけない、ということです。
そして「Tom Morrison」さんについて簡単に調べてみましたが、関連する記事がほとんど出てきませんでした。
この記事くらいです笑
次世代型ビッグデータ分析を用いてウェルス・マネジメント業界に創造的破壊をもたらすGRSTAR
現状ではどのような人物かは存じ上げませんが、キーパーソンになりそうです。
記事が長くなってきたので、再び次の記事に続けます。
ここまでの感想
非公開有限会社という形態自体は問題がないものの、前回までの調査結果や、設立日とジェンコで出金停止になったタイミングとの関係などを重ね合わせると、やはり危ないと感じます。
Aさんの資産は大丈夫なのでしょうか?
引き続き、あくまで中立的な視点で徹底的に調査をします!