グローバリティクス・テック・リサーチに関するリサーチ〜利益を出すのは難しいか?

投資

前回までのあらすじ

友人のAさんから「新しいビジネス」として、グローバリティクス・テック・リサーチ(以下、GTR)を紹介されました。

  1. http://gtr.world(GTR商品説明サイト)
  2. https://gtr.tech/jp/(GTR本社公式サイト)

GTR本社公式サイトについては一通り調査をしましたが、カモネギは「ポンジスキームやネズミ講の可能性が高そうである」という印象を持ちました。

今回はGTR商品説明サイトについてざっと見てみました。

動画や資料が多くて、大変でした笑

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※登場人物のプライバシー保護のため、一部表現をボカしています。
※著作権に配慮して、ウェブサイトの画面キャプチャは記事にあまり載せないつもりです(が、気が変わるかもしれません💦)。
※記事執筆後にウェブサイトが更新される可能性があります。

GTR商品説明サイト – カモネギの視点で及第点だった内容

カモネギの視点で一定の基準を満たしている資料は、以下の4つくらいでしょうか。

  1. STAR Academy STEP1
    ツールの使用方法や売買の判断基準について。
    GTRが開発したAIの精度が高い、という前提が仮に正しければ、説明自体はソコソコまともかも。
  2. STAR Academy lesson1
    トレードに関する基礎的な説明。
    基礎的な内容で、トレードを初めて学ぶ人にとって内容自体は悪くはない。
  3. STAR Academy lesson2
    トレードをするためのマインドセット。
    「このマインドセットがきている人であれば、GTRにはお金を出さないのでは」と思ったのはここだけの話です笑
  4. STAR Academy lesson3
    チャートの見方や判断
    基本的にファンダメンタル分析ではなく、テクニカル分析を中心としているようですね。

これらの説明は割とまともでしたが、それを上回る懸念点があると感じました。

GTR商品説明サイト – カモネギの視点で懸念点だった内容

懸念点がありすぎるので、小項目に分けます笑

GTRが機能しているという確証が持てない

2021年8月22日時点で、

  • プロモーションが7月で終わっている。
  • セミナー情報が再調整かキャンセルになっている。
  • パフォーマンスレポートを見る限り、勝率が6〜7割程度である(GTR本社公式サイトでは、STAR SYSTEMは95~98%の精度で将来の結果を正確に予測する、といっていますが)。
  • 株式や暗号資産にも特化しているはずなのに、FX以外の説明がない。
  • MT4がどうのこうのと強調していますが、そもそもMT4はFX用のツールだよね??

これらの情報を重ね合わせると、GTRの精度が低いどころがGTR自体が正常に機能していない可能性があると考えています。

システム系の疑問

  • インストーラーが雑。最先端の技術を扱っている企業であれば、もっとスムーズにインストールできるインストーラーを作成できるのでは?
  • 「STAR Academy lesson4」にて、講師ですらSTARLITEシステムに設定するフィルターの値について、「なぜこの値かは分からない」という旨の発言をしている。
  • 独自に開発したAIについて、何も説明がされていない。

穿った見方をすれば、GTRでAIを独自開発したのではなく、MT4をただの焼き直ししただけなのでは、とも思えてきます。

利益を出せる見込みが小さい

これに関しては、収益を得られる保証がないという観点と、運用コストが高いという観点があると思っています。

  1. プロダクトキーが1つあたり1,000USドルと高額である。
  2. プロダクトキーの有効期間が30日間であるため、失効すると再度購入する必要がある。
  3. 収益を得る方法が大きく3つあり、複雑である。
    1. トレード
    2. 購入したプロダクトキー数に応じたボーナス
    3. ネットワークビジネス的な収益
  4. ネットワークビジネス的な収益の仕組みはバイナリーである。
  5. ネットワークビジネス的な収益は、自分が購入しがプロダクトキー数と、自分が勧誘したメンバーが購入したプロダクトキー数に応じて決まる。
  6. ネットワークビジネス的な収益の種類が多いため、トレードではなくネットワークビジネスが稼ぎのメインになっている可能性がある。
  7. 購入したプロダクトキー数に応じて毎月の出金額は上限が設けられるため、自由に出金できない。
  8. 出金手数料が10%と非常に高い。

GTRの仕組みでは、プロダクトキー数が多いほど、ボーナスの金額とネットワークビジネス的な収益を得られる範囲が大きくなり、毎月の出金額の上限が上がります。

そのため、利用者にプロダクトキーをたくさん購入する動機付けになってしまいます。

勧誘する時も「プロダクトキーをたくさん購入した方が利益が大きくなりやすいよ。」というような台詞が、上のメンバーから発せられているのではないかと想像します。

また、仮にカモネギの予想通りに、ネットワークビジネス的な収益がメインになっている場合は、トレードではまともに稼げないということの証左になるため、GTRの元来のビジョンとは矛盾します。

そして、収益に関しては、仕組みが複雑であるにもかかわらず資料が分かりにくいです。

そのため、カモネギとしては資料を読んだだけでは収益が得られると断言しかねます。

運用コストも非常に高いです。

プロダクトキーの有効期間の短さや、出金手数料の高さは、異常ではないかと感じます。

ここまで知ってもなおGTRをやりたいという方は、止めはしません。

しかし、自分の資産がなくなっても自己責任ですよ!

GTR商品説明サイトの調査結果

https://gtr.tech/jp/(GTR本社公式サイト)とhttp://gtr.world(GTR商品説明サイト)の両方の調査が、一通り完了しました。

カモネギは、GTRはAIが正常に機能しているという確証が持てず、利益が出せる見込みが小さい上に、ポンジスキームやネズミ講の可能性が高い、という印象を持ちました。

Aさんが所属している投資チームの「リーダー格のメンバー」のように、既に養分メンバーが多数いる人は稼げるかもしれません。

そう遠くないうちに、貰えるボーナスが減ったり、出金停止になったりして、また新しい投資商品にチームごと鞍替えするのではないでしょうか?

もし、オンラインセミナーに参加できたら、今までの疑問をガンガンぶつけようと思います。

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