この記事は「ベネシードに勧誘された話【セミナー後に軟禁編】〜2」の続きです。
まだ読まれていない方は、先に「ベネシードに勧誘された話【セミナー後に軟禁編】〜2」を読んでみてください!
勧誘されたのはベネシードという会社です。
セミナーの受付からセミナー開始までの流れ
Aさんとのやり取り
セミナーの受付を済ませた時点で色々と違和感を感じていたので、私からAさんに質問をしました。
鴨「Aさんって何か副業とかやっているんですか?」
A「事業を立ち上げるために準備をしています。これ、それ(事業)の簡単なパンフレットだから、読んでみてください。」
そう言って、Aさんは「ベネシード」と書かれているパンフレットを私に手渡しました。
鴨(みんなベネシードっていう事業をやっているんだな)
私はそう思い、パンフレットに目を通し、ベネシードについてググってみました。
正直なところ、パンフレットでは事業の大枠は把握できても細かい内容は分からず、ベネシードのウェブサイトやその他のサイトを見ても疑問点が増えるばかりです。
鴨(製品に『サプリメント』とか『スキンケア用品』とか書いてあるな。。。これはネットワークビジネスでほぼ確定なのでは??)
そこで私はAさんに質問しましたが、私がベネシードに対して変に警戒している印象を与えないように安全な質問からしていきます。
鴨「ベネシードって、代理店やフランチャイズみたいなビジネスモデルなんですか?」
A「いいえ、代理店ビジネスとかではないです。」
鴨「それでは、ネットワークビジネスですか?」
A「ネットワークビジネスでもないですよ!」
鴨「だったら、どういうビジネスモデルなんですか?」
A「正直なところ、私もまだあまり理解していないんです。。。」
鴨「自分がやっているビジネスのビジネスモデルを知らないんですか?」
A「最近始めたばかりで、まだ勉強中なんです。セミナーに誘ったのもカモネギさんが最初です!」
鴨(わたしゃはどんだけ勧誘しやすい顔をしとるんじゃ)
鴨「何で私を誘ったんですか?」
A「カモネギさんと一緒にビジネスができたら良いなと思ったので、声をかけました!」
鴨(どんなビジネスかも十分に理解していないのに誘うだなんて。。。多分、私がベネシードでビジネスを始めたらAさんが儲かるんだろうな。分からんけど。)
そんなことを考えていると、本日の講師である税理士が入室しました。
税理士とのやり取り
A「あの人が今日の講師を務める税理士の方です。さぁ挨拶しにいきましょう!」
これも勧誘前提のセミナーにありがちなのですが、初参加の人をセミナー参加者の重要人物(セミナーの主催者、司会者、講師などのスピーカー)にあらかじめ紹介することがあります。
その目的は、初参加の人に合わせてスピーカーが話す内容を調整するためです。
鴨「初めまして!本日、Aさんの紹介でセミナーに参加さえていただきます、カモネギと申します。昨年まではフリーランスのシステムエンジニアとして働いていて、今年に法人成りをしました。」
税「本日の講師を努めさせていただきます、Xと申します。よろしくお願いいたします!」
鴨「よろしくお願いいたします!Xさんは元々国税局に勤められていて、現在は税理士をされていると伺いました。」
税「はい、そうです。税制も交えて、色々とお話しできればと思っています。」
鴨「本日はよろしくお願いいたします!」
挨拶自体は、卒なく終わりました。
そして、いよいよセミナーが始まりました。
セミナー前半は、個人事業主や経営者としては基本的な内容でした。
セミナー前半の内容ですが、簡単にまとめると以下の内容でした。
- 年金や社会保障の先行きは決して明るくはない。
- 会社員だと税金もたくさん取られれている。
- これらの問題を解消することで、良い人生を送ることができる。
- そのために複数の収入源を持つことをお勧めする。
- 例えば、会社員であれば副業をするなどの方法がある。
- 更に個人事業主として開業届を出すと、会社員だけの場合に比べて色々なものが経費として計上できるようになるので、支払う税金が安く済む。
- 個人事業主の例としてベネシードがあり、私(税理士自身)もやっている。
- ベネシードのメンバーになると、ベネシードのプラットフォームを利用して自分の事業をアピールしたり、メンバー内で仕事の受注につながることもある。
- なので、個人事業主として副業を始めるメリットは大きく、その中でもベネシードはお勧めである。
税理士の話は以上で、休憩に入りました。
鴨(税務関係については大体知っている内容だし、正直なところ期待外れだな。結局はベネシードに勧誘したいのか。。。)
個人的には、税務調査の対象を選定する基準や、経費を計上する際に注意しておくべき点など、元国税局の職員だから話せる内容を期待していました。
ただ、他の参加者を見ているとたくさんメモを取られている方も散見されたので、参加者のレベルに合わせた内容にしたのかとも思いました。
Aさんはめちゃくちゃメモをしていました笑
このセミナーで一番知りたかったことは「税務調査の対象を選別する基準」だったので、休憩時間中に直接質問しに行くことにしました。
ちなみに、セミナー内容の1〜6は、ネットワークビジネス、不動産投資、せどりを含む副業系のビジネスのセミナーで話す内容の王道です。
不安を煽って解決策として勧誘する。ありがちです。
また、セミナー前半での税理士と他の参加者とのやり取りの中で判明しましたが、私以外は全員ベネシードをやっていました
過去に参加した数多のセミナーでは必ず私以外にも初参加者がいたので、今回の参加者のメンバー構成には勧誘慣れしている私ですら若干の恐怖を覚えました。
※次章へ続きます。
ベネシードに勧誘された話【セミナー後に軟禁編】〜4
※他の章はこちら
ベネシードに勧誘された話【セミナー後に軟禁編】〜1
ベネシードに勧誘された話【セミナー後に軟禁編】〜2
ベネシードに勧誘された話【セミナー後に軟禁編】〜5
ベネシードに勧誘された話【セミナー後に軟禁編】〜6