「僕たちのインターネット史」という興味深いタイトルの書籍を見つけたので読んでみました!
というよりも、面白そうな本を探していた時に子供がぐずりはじめたので、ぱっと見面白そうなタイトルだったので手に取りました笑
私の備忘録として、勉強になった内容と個人的な感想をまとめています。
あくまでも備忘録なので、詳しく勉強したい方は実際に書籍を手に取ってみてください🙇♀️
備忘録と感想
2017年7月に発行された書籍で、1980年からの歴史について記載されています。
著者の経歴がエンジニアではなく研究家や評論家なので、技術的側面というよりも文化的側面でのアプローチになっています。
普段は文化的側面からアプローチしている書籍は読まないので、新たな発見がいろいろとありました。
著者2名の対話形式で、文化的な側面を中心とした事実と思いの掛け合いという感じで、対談を聞いている感じです。
したがって、私の備忘録も感想メモみたいになっています笑
第1章 80年代編 インターネット前史
stay hungry, stay foolish は、ジョブズの言葉ではなく、ホール・アース・カタログという雑誌の裏表紙に書かれていた言葉なのか。
BBSっていう単語も昔はよく見たなw
野村のファミコントレードというゲームが、地味に超面白そう!
この時代は、一部の人たちのワクワク感を中心に、少しずつ広まった感じかな。
第2章 90年代編 アングラ・サブカルチャーとしてのインターネット
インターネットをメインにした雑誌は、1994年ごろから。2ちゃんねるが生まれたのが1999年
90年代までは、ビジネス的な要素よりもカウンターカルチャー的な要素が強かった。最先端でおしゃれみたいな感覚。
2000年に制定された不正アクセス禁止法の影響で、インターネットのアングラ感が衰退した。
1980年代生まれの方にとっては、懐かしい単語がたくさん出てきます。
Yahoo! Japanが1996年、Google日本版が1999年に開設された。自分が中学生や高校生の時はYahoo一択だったな。
アングラ側の人は嫌儲的な思考が強めだったので、ビジネス的な考えとは相容れなかったのかも。
第3章 00年代編 商業化するインターネット
ひろゆき氏はビジネスにつながるという考えが、当初からあったのかもしれない。サブカル的な要素はあまり無かった模様。
インターネットにおける倫理が問題とされ始めたのも00年代の前半。しかし、00年代の後半にはインターネットに倫理も法もない状態になってしまった。商業化した時に広告ベースのビジネスモデルになってしまったことが問題か。
→2011年の東日本大震災のときに問題になった。
→しかも、自分が倫理的(正しい)であると思っている人が多いことも、さらに問題。
擬似同期という概念は、確かになと思った。ニコ動のコメントのように、各々が書き込んだコメントを同時に表示することで、同じタイミングでそれを見て一緒に盛り上がっているような気になる。
インターネット上の群衆が作成したものを、お金儲けに利用した走りが、電車男だったのかも。
ネタを真に受ける人が出てきた。
運営側は「大衆が手軽に使える」ということをUXやUIの満足だと勘違いしはじめる
→ 自分の開発をする中で気をつけなければ。
XのようなSNSでは、利用者は自分で情報をスクリーニングしているのにも関わらず、プッシュ型で情報が提供されていると「思い込んでしまう」ので、あたかもその情報が世間一般だと感じてしまうことも問題。
第4章 10年代編 インターネットにミネルヴァの梟は飛んでいるのか?
2011年に発生した東日本大震災を契機として、インターネットが「言論を流通させるインフラ」として認められた。また、政治的な議論がインターネットでなされるようになった。
広告モデルを背景にしたPV至上主義がインターネットの価値観を決定する状況になっていることが問題である。
人文知と工学知の分離が進んでいる。未来を考えると、この両者が協働することが望ましい。
全体を通しての感想
まず、アラフォー世代にとっては懐かしさ満点の書籍です笑
ディープフェイクや嘘や過激、人を傷つける情報が大量に存在することは、インターネットがそもそも広告ベースのビジネスモデルなのが問題なのかも、みたいな観点も納得感があります。
この書籍内で、さまざまな雑誌や書籍等の他の方の意見などが取り上げられていることを見て、自分の意見を何らかの形で発信することの難しさも感じました。現状では最も正しいと思われていることでも、時代が経つにつれて現実にそぐわなくなったり、むしろ誤っていたりすることもあります。
自分の考えを表明することは、なかなか勇気が要ることだと痛感しました。

以上