令和6年度秋季の情報処理安全確保支援士試験に合格しました。
午後試験は割とギリギリでしたが、仕事やプラーベートで忙しい中頑張って勉強した甲斐がありました。
試験に合格したことで悩みが1つ、それは情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)として登録するか否かです。
カモネギが受験を決意した背景と現状が関わってきます。
※2025年1月現在の情報を基準としています。
受験のモチベーション
カモネギが受験を決意した背景は、大きく以下の通りです。
- インフラエンジニアの方と仕事で関わる機会が増えて、セキュリティにも興味を持った。
- エンジニアとして、セキュリティに関しても一通りの知識を習得したいと思った。
- 詐欺等と同様に、悪事に対して対応できる力を手にしたい。
これらを実現する手段はいくつも存在しますが、カモネギは業務でセキュリティに関わる機会が少ないので、情報処理安全確保支援士試験に合格すれば、上記の最低限のレベルを満たせると考えました。
実は、カモネギがまだ会社員だった頃(情報セキュリティスペシャリスト試験時代)に、一度受験をしたことがありました。その時は会社の評価項目に「資格取得」があり、応用情報技術者試験には合格していたこともあったので、とりあえず受験しました。
当時は自発的というよりは、会社に評価されるためという意味合いが強かったのでモチベーションが低く、あまり勉強しなかった記憶があります。
また、その受験後に事業家集団に加入をするという痛恨のミスをしてしまったため、その後受験をすることはありませんでした。
受験までの流れ
最後に高度試験に合格をしてから時間が経っていたため、下記の2段構えで臨むことにしました。
- まずは午前1の免除を取得する。
- その後、腰を据えて情報処理安全確保支援士の勉強をする。
午前1の突破率は7割前後と高くはないので油断は禁物。相当気合を入れて勉強をしました。
ちなみに、令和6年度秋季の午前1は以下の通りです。
試験区分 | 午前1受験者 | 午前1合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|
PM | 4,443 | 2,896 | 65.2% |
DB | 3,988 | 2,969 | 74.4% |
ES | 614 | 451 | 73.5% |
AU | 894 | 667 | 74.6% |
SC | 8,019 | 5,732 | 71.5% |
※https://www.ipa.go.jp/shiken/reports/seiseki_bunpu.html
それにしても、午前1の勉強をする中で、結構忘れているなと思いました。
午前1の免除を手にしたカモネギは、情報処理安全確保支援士の勉強に集中することに。
仕事でも馴染みが薄い分野なので苦労をしましたが、以下の3つで対策をしました。
ゼロからスタート! 教育系YouTuberまさるの情報処理安全確保支援士1冊目の教科書は、セキュリティの概要を理解するのに非常に役に立ちました。
情報処理教科書をいきなり読んでも良く分からないところも多かったので、入門書として活躍してくれました。
情報処理教科書 情報処理安全確保支援士は、細かい説明に加えて、過去問題の解説もPDFとして配布してくれている点が助かりました。
IPAの解答と解説だけでは理解ができなかったので、この解説と本に書かれている詳しい説明を合わせて読むことで、理解が深まったと思っています。
過去問題は、過去5年分を解き、過去2年分は複数回解きました。
勉強時間は7月くらいからこつこつとやっていました。仕事やプライベートで忙しいことは目に見えていたので、これでもなんとか間に合ったという感じです。
カモネギが登録するメリット
そして本題の、登録するか否かです。
まず登録することの最大のメリットですが、強制的に勉強をし続けて知識をアップデートする必要がある、ということです。
登録を維持するためには、1年に1回のオンライン講習と、3年に1回の実践講習または特定講習の受講が義務付けられています。その講習もただ受ければ良いのではなく、オンライン講習では確認テストの合格やアンケートの提出が必要で、実践講習や特定講習は積極的な参加姿勢や第三者からの評価などが必要です。
そのため、カモネギのように業務でセキュリティに関わる機会が少なくても、知識やスキルの維持やアップデートが期待できます。
実務で関わる機会が少ないカモネギにとっては負荷が高く不安ではありますが、それ以上にセキュリティの重要性が高まる昨今において、強制的に学ばざるを得ない環境があるということの価値は大きいです。
カモネギが登録するデメリット
最大のデメリットは、講習の受講料です。
オンライン講習は2万円です。これは許容範囲かも。。。
IPAが行う実践講習は8万〜16万円、民間事業者等が行う特定講習は6万〜10万円程度から高いものだと30万円を超えるものまであります(全てを確認したわけではありません)。
実践講習や特定講習は、仕事を休んで参加する必要があることもややネックです。
私はセキュリティ関連の業務はあまりないので、業務という観点では情報処理安全確保支援士であることのメリットは薄いです。
そのような資格を維持するために、どこまでお金をかけるべきかは、慎重に判断したいです。
結論
情報処理安全確保支援士試験に合格をしてから登録を申請するまでの期限は存在しないようなので、まずは2025年1月7日から開始予定である説明会を受けてから判断しようと思っています。
業務ではセキュリティにあまり関わらないが、情報処理安全確保支援士試験に合格した方がいましたら、登録したか否かが非常に気になるところです。
はるか昔にデータベーススペシャリスト試験にも合格しているので、ネットワークスペシャリストも取得したくなってきました。とりあえずはネスペの勉強に集中して、その後に改めて考えようかな。
※カモネギは以下の2冊(+過去問題)で合格をしています!
以上